ストレスに強くなる!人間関係の境界線(バウンダリー)の引き方

バウンダリー(境界線)

今回は、人間関係の距離感がうまくつかめずに日常的にストレスをため込んでいたり、人とのトラブルが増えてしまったりする方に、これまで書き溜めた「バウンダリー(境界線)」の記事をお悩み別のカテゴリーにわけて紹介します。

ここで紹介する記事を読めば、今よりも人間関係の距離感がつかめるようになる手立てを得ることができるはずです。

ブログ執筆者 AIDERS 代表 山﨑正徳のプロフィールは こちら


バウンダリー(境界線)とは?

バウンダリー(境界線)とは、「私」と「あなた」を区別する人間関係の境界線です。

バウンダリーが守れていれば、「私とあなたは別の人間であり、別の価値観や考えを持っている」ということをお互いに認め合うことができ、摩擦の少ない安全な人間関係を構築することができます。

お互いの人間性、役割や責任を尊重してコミュニケーションをとることができるため、相手の安全を奪ったり、自分の役割や責任を押し付けたり、または相手の責任を無駄に背負うような関係にはなりません。

 逆に、バウンダリー(境界線)が構築できない人間関係は、家庭、職場、恋愛、友人との関係において摩擦が生じやすく、様々なトラブルにつながります。

  • 仕事を断ることができず、いつも面倒なことばかり押し付けられる。
  • 夫の言うことに理不尽さを感じるんだけど、自分が悪いんじゃないかと思ってしまい何も言い返せない。
  • わがままばかり言う友達にいつも振り回される。
  • 怒りのコントロールができず、周りから怖がられている。
  • 彼氏が浮気していないか不安で仕方なくて、異常なほどに束縛をしてしまう。
  • 一人暮らしをしている娘の世話を焼きすぎてしまい、嫌がられて「もう電話しないで」と言われてしまう。

あなたはこんな問題で困っていませんか?

人間関係で起きるトラブルは、バウンダリー(境界線)を切り口にすることで全て説明が可能です。そして、バウンダリーを理解することは、あなた自身を理解することにつながります。

このページでは、バウンダリー(境界線)の基礎を学ぶと同時に、人間関係の悩みに応じたバウンダリーの引き方を解説するブログ記事をまとめて紹介しています。

ブログ記事は適宜追加していきますので、ぜひ定期的に読んで自己理解を深めてください。


バウンダリー(境界線)基礎講座

まず初めに読んでほしい、バウンダリー(境界線)を理解するための基礎講座です。

対人援助職のためのバウンダリー(境界線)チェックリスト
今回は、安全な人間関係の距離感であるバウンダリー(境界線)について、利用者や患者との距離感を点検していただくためのブログを書きます。バウンダリー(境界線)という言葉を初めて聞く方は、まずはこちらのブログ記事を読んでみてください。 上記のブロ

相手の境界線を越えて、人間関係のトラブルを増やしてしまう人

ついつい感情的になって相手を傷つけてしまう。周りから「キツイ人、怖い人」と思われている。パワハラ上司だと思われていて辛い。なぜか娘に嫌われている。

こんなふうに、人間関係を壊してしまうことが多い人に読んでほしい記事をまとめています。

人間関係の摩擦を減らし、より安全で対等な人間関係を築きたい方は、相手をコントロールしないためのバウンダリー(境界線)の引き方を学びましょう。

職場に絶望して毎日怒っているあなたが燃え尽きないための「職場との境界線の引き方」
今回は、対人援助職の方から実際に頂いた相談事例をもとに、ストレスを減らす働き方や心構えについて、解説していきます。まず、相談内容を紹介いたします。 聞いてください!転職してもうすぐ1年になる職場なんですけど、とにかくひどいんです。法人本部の
悪質なクレーマーが多用しやすい「相手をコントロールするテクニック」
今回は、いわゆる「悪質なクレーマー」「モンスター患者、モンスター利用者」などと呼ばれてしまう人たちが、相手をコントロールするためによく行う手法(行動のパターン)を紹介いたします。先に断っておきますが、今日紹介する手法は、相手がモンスターかど...

人間関係で我慢ばかりしてストレスを溜めている人

「NOと言えない」「いつも私ばかり面倒なことを押し付けられる」「なぜか、わがままで自分勝手な人ばかりが私に近寄ってくる」「みんな、私のことをなんだと思っているの?」

職場、家族、友達、どういうわけか、人から軽んじられているような、我慢ばかりしているような。

上手に境界線を引いて、もっと上手に人間関係ができるようになりたい方に読んでほしいブログ記事です。

クレーム対応で「すぐに頭が真っ白になってしまう人」の特徴と、落ち着いて対応するための具体策。
利用者や患者からの暴言暴力、理不尽で高圧的なクレームについてのご相談は多く受けますが、「どうしてもクレーム対応が苦手で、すぐにパニックになり落ち着いて対応ができない」という困りごとを抱えている人にお会いします。クレーム対応の勉強をして、言う

世話焼きや過干渉がやめられない人

ついつい人の世話を焼いてしまう。子どもや部下に過干渉になってしまう。

「私なら絶対そこまでやらないよ」「何でもやっちゃうと本人のためにならないよ」とよく言われる。

世話焼きや過干渉をやめられない人に読んでほしいブログ記事です。

過剰適応タイプの子どもを助長してしまう大人の特徴と、改善させるために知っておくべき大人の心構えとは。
最近ありがたいことに、このブログを教育関係の方もよく見てくれているようで、「バウンダリーの考え方が子どもへの接し方に役に立っている」といったお声を頂きました。本当にありがとうございます。そのようなお声を頂いたこともあり、今回は学校の先生や児...

モンスター社員や高圧的な人への境界線の引き方

職場で自分勝手な行動を繰り返すモンスター社員など、高圧的な人への「職場としての境界線の引き方」を解説しています。


境界線が崩壊した職場で起きる問題

職場で起きやすいトラブルを境界線を切り口に解説した記事をまとめています。境界線を組織レベルで理解したい方はぜひ読んでみてください。

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静岡県裾野市さくら保育園で起きた保育士3人による一歳児への虐待事件を皮切りに、全国の保育園や障害者施設、精神科病院などでの虐待が、日々相次いで報道されています。 静岡県裾野市さくら保育園虐待事件の詳細は以下のページで確認できます。 また、介
徹底解説!神戸市の教員間いじめ問題。「暴力が蔓延し崩壊する職場」の人間関係の構造と特徴とは。
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2019年6月、京都の向日市で、生活保護ケースワーカーが生活保護受給者と共に死体を遺棄するという衝撃的な事件が起きました。この事件について、複数の援助職の方から「ブログに書いてほしい」というお話をいただきましたので、「生活保護ケースワーカー...

バウンダリー(境界線)が学べるセミナー

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境界線を整えるカウンセリング

ここまでの記事を読み、「人間関係の課題を感じて改善したい」と思った方は少なくないと思いますが、具体的にどのようにすれば改善できるのか、なかなか一人ではわからないですよね?

そんなあなたの人間関係の解決方法は、カウンセラーと一緒に整理していくことで「あなたにできる」「より具体的な」対処法を見出すことができます。

一度カウンセリングを受けて、ご自分の課題をじっくりと整理してみませんか?詳細は以下のページにてご確認ください。

AIDERS 代表 山﨑正徳

公認心理師・精神保健福祉士。精神科・EAP機関・カウンセリングルーム・学校などで、2万件以上の相談を受けてきたカウンセラー。自身の燃え尽き・離職等の経験から、対人援助職のメンタルヘルスを向上させることを目的にAIDERS(エイダーズ)を開業。これまで、延べ3000人以上の対人援助職に対してバウンダリーやクレーマー対応などをテーマに講演を行っている。

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